HSPセルフチェック

HSP
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HSPとは


周囲の音や光、においなどが気になって仕方なかったり
他者の言動に動揺したり、他者の感情に影響されたりと

毎日「生きにくい」「疲れる」「つらい」と感じていませんか。


周囲のことに気付きすぎて疲れてしまう

それはHSPという生まれ持った気質かもしれません。


HSPはセルフチェックで、自分がその傾向にあるかどうかを
ある程度確認することができます。


生きづらさを抱えていても
繊細な自分を『知る』『認める』ことで
自分や世界の見方を変えることができます。

もしかしたら自分はHSPではないかと思ったら
まずは簡単な診断テストでセルフチェックをしてみましょう。


HSPセルフチェック|エレイン・N・アーロン博士




少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。
まったく当てはまらないか、 あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。

1. 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ

2. 他人の気分に左右される

3. 痛みにとても敏感である

4. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる

5. カフェインに敏感に反応する

6. 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい

7. 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい

8. 騒音に悩まされやすい

9. 美術や音楽に深く心動かされる

10. とても良心的である

11. すぐにびっくりする(仰天する)

12. 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう

13. 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく
(たとえば電灯の明るさを調節する、席を替えるなど)

14. 一度にたくさんのことを頼まれることがイヤだ

15. ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつけている

16. 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている

17. あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる

18. 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる

19. 生活に変化があると混乱する

20. デリケートな香りや味、音、音楽などを好む

21. 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している

22. 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる

23. 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた

引用:ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。エレイン・N ・アーロン [著]・富田香里 [訳] 講談社 / ソフトバンク文庫


質問のうち12個以上に該当した場合は、HSPの気質があるとされます。
また当てはまるものが多いほど、HSPの度合いも高いとされます。

ただし、逆に「はい」がひとつかふたつしかなくても
その度合いが極端に強い場合は、HSPの気質があるとされます。


私は18個当てはまりました。
HSPの度合いは高いようです。

HSPセルフチェック|注意点


HSPの概念は、心理学者(アーロン博士)によって定義されたものです。


HSPに精神医学的根拠はありませんが

症状が「診断基準を満たせば」

精神医学の基準で

診断名がつくこともあるようです。


生きづらさを感じているのに

無理をしてしまうと

ストレスを溜め込んでしまうことになり

早めに対処しないと

うつ病の原因になることもあるし


自閉スペクトラム症や

家庭環境からくるトラウマ症状など

障害や病気が関係している場合もあるので

  • 生きづらさが強い
  • 社会生活を送ることに支障が出ている
  • 最近落ち込みや不安が強い
  • 体の不調をきたしている

など、辛い症状があるようなら

一度病院を受診して

調べてもらうことも

選択肢の一つかもしれません。

HSPは免罪符?


私は、自分がHSP気質であると知った時

とてもびっくりしました。


自分がHSPだなんて‥ということではなく


HSPの特徴とされる感受性の高さは

誰しもが持っているものではないんだ

ということに

衝撃を受けたというか


自分の感覚が少し

周りとは違うんだ

ということに気付いたんです。


その後、HSPについて調べて行くうちに

「だから私は生きづらかったのか‥」と

過去の自分を思い出し

妙に安心&納得すると同時に

「HSPだからしょうがない」

「HSPだから許してもらおう」と

思うようになりました。

でも、そうやってHSPを盾にして

逃げているだけでは何も変わらなかった。

”自称”HSPは

何の免罪符にもならないんですよね。


HSPだからできることもあるし

自分の繊細さを理解し

上手く付き合って行けば

少しは生きやすくなれるはず。


HSPの概念は

免罪符として使うのではなく

HSP当事者が

自分自身を認め

自分らしく生きるための指標として

存在するものだと

私は思います。

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